事務所近くのマングローブ林を見てから、会の方の案内で1.5Km程離れたカヌチャリゾートホテルに出かけた。建物をくぐりぬけて広がる風景は絶景、ジュゴンが出没し、ウミガメの産卵場所ともなっているそうだ、が、話を聞いていくうちにとんでもない事実と出会った。右手、すなわち南側の山は米軍の演習場となっていて、その麓にある基地は遊戯施設が充実しているらしい。ここの風景は米軍の若い兵士への紹介映像にもなっているそうで、この風景を見て若い兵隊たちは沖縄にやってくるのだとのことである。

 ここの遠景の島は海上基地建設時に、基地まで連なる道路の橋脚台になるとのことである。沖縄県などによれば、基地建設時にはこの付近の珊瑚礁を移植すると言っているらしいが、ここは珊瑚の生息適所だからこそ残っている場所であり、移植して生き残れるはずがない。またサミットの際には海外来賓と記者たちが名護市街地に泊まり、ここのホテルには日本政府関係者が泊まる予定らしいが、これはこの絶景を覆い隠して基地建設に待ったがかからないようにするための措置だと言う。実に巧妙なものである。

マングローブ林・1 マングローブ林・2
川面を覗き込む 国道331号線
事務所前にはこれだけ豊かな自然が広がる。マングローブ林を間近に見られる場所は、日本ではそうそうないだろう。
カヌチャリゾートのバルコニーから・1 カヌチャリゾートのバルコニー・2
カヌチャリゾートの建物に入って海側に出ると、絶景が我々を迎えてくれる。しかし、そこに見える風景は今現在、米軍の演習場だったり基地建設予定地となっている場所だったりするのだ。
カヌチャリゾート・1 カヌチャリゾート・2
別荘がめいいっぱい立ち並んだようなカヌチャリゾートの施設である。