第1章 秋田への道

その1その2
第2章総合目次に戻る

 東北への青春18きっぷの道、その第1歩は、全席指定の夜行快速「ムーンライトえちご」で始まります。「ムーンライトえちご」の乗車券上の日付変更駅は高崎駅なので、高崎駅までのきっぷを用意しました。
 いざ8月3日、東北への旅に出発!山手線駅発着だと「東京山手線内」発の特例運賃計算ルールによって少し損になってしまうため、池袋からJRに乗った僕は敢えて赤羽駅までの乗車券を用意し、赤羽で改めて高崎行乗車券を購入して「ムーンライトえちご」を待ちました。

 高崎駅での長時間停車中(約30分)にはコンビニで買い物に出かけたりして、新清水トンネルを抜けて新潟県へ。しかし、順調だった旅に突然の異変が発生しました。
 新津駅通過直後、車掌から「大雨の影響で白新線が不通になっています。そのためこの列車は、新潟駅で運転を打ち切ります」という放送が入りました。現在4時半過ぎ、目覚めていた人たちは焦りました。外は大雨の気配がさほど見えませんでしたが・・・ちょっと信じがたいものがありました。5時頃、新潟駅到着、多くの人が早朝の新潟駅に残される結果となりました。

 駅員・他の電車の車掌に詰め寄る人たちもちらほら、しかし白新線佐々木〜新発田間が開通しておらず、更に駅員・他の電車の車掌の話によれば、羽越線の月岡〜新発田間も大雨の影響で運転見合わせとのこと。遠くまで戻るわけにもゆかず、とりあえずは白新線の開通を待つこととなりました。北海道まで渡る人たちは、早くも接続のスジを時刻表で調べ初めていました。

 「ムーンライトながら」の1時間後を追いかける、越後線からの新発田行電車がやって来る頃にどうにか佐々木〜新発田間の運転が再開されました。ロングシート車6連くらいこの電車はたちまち混雑・・・更に佐々木〜新発田間は35Km/h以下の徐行運転となりました。この区間は単線で、新潟方面行も徐行していたため、佐々木駅でしばらく発車待ち、遅れてようやく新発田駅まで辿り着きました。
 一方、新発田駅では新津からの酒田行列車が、月岡〜新発田間の徐行でやはり大幅に遅れていました。セミロングのディーゼルカー2両となり、通路にも人があふれました。荷物と通路に座る人たちで、途中駅では人が乗れないほどの混雑なってしまいました。車掌が乗客に呼びかけて、やっと乗車スペースを空けられるくらいでした。

 酒田駅では秋田方面への接続ができなくなったため、青春18きっぷ利用者救済を兼ねて、急遽特急「いなほ」自由席に乗れる証明書が発行されることになりました。酒田駅の精算窓口では、証明書を受け取る人の列ができましたが、発車時刻までに余裕があったため、程なくして希望者全員が証明書を受け取れました。
 「いなほ」自由席もたちまち通路が埋まるほどの混雑で、車内販売が動けなくなってしまいました。が、「いなほ」に乗車できたことで、北海道方面に行く人たちは、そのまま青森方面行普通列車に乗り継いで、所定の快速「海峡」〜函館からの夜行快速「ミッドナイト」接続が保証され、事なきを得ることができました。

 以上、秋田に着くまでの壮絶な道のりを、2ページに渡って語っていきます。

その1その2
第2章総合目次に戻る